ぎっくり腰(急性腰痛)①
- 腰痛(ようつう)の病気
ぎっくり腰:突然激しい腰痛に襲われる
ちょっとしたきっかけで激痛に襲われる
あるとき突然、腰が痛くなる病気といえば、「ぎっくり腰」が良く知られています。正式な病名ではありませんが、「急性腰痛」が起こる代表的なものと言えます。
ぎっくり腰の多くは不意の動作(特に前かがみやひねりの動作)が引き金になって起こります。重いものを持ち上げたときに起こることもありますが、床の物を拾おうとした、ひょいと振り向いたなど、ちょっとしたきっかけで起こることがよくあります。なかには、これといった誘因もなく起こる場合もあります。
もともと腰椎(ようつい)に何らかの問題が生じていて、それに加えて無理な動作をしたり、腰に負担をかけた結果、ぎっくり腰を招くこともあります。
「魔女の一撃」ともいわれるほど痛みは激烈で、ひどいときは、寝返りも打てなくなり、トイレにも這って行ったり、伝い歩きがやっとという状態になります。いきなりその場で動けなくなるこもあれば、数時間後に動けなくなることもあります。
こうした痛みの原因は、多くが腰椎の椎間関節(ついかんかんせつ)のねんざ、あるいは、椎間板の外層のひび割れです。
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